【SAP GUI】SAP GUI Securityのメッセージが表示された場合の対応方法(1)【Tips】

SAP

概要

 SAP GUIを使っていると、以下の様なセキュリティの確認メッセージが表示されることがあります。
(以下は例として、トランザクションコード「SE16N」からスプレッドシート形式でエクスポートを行った際に出力されたメッセージとなります)

SAP BASISの運用保守業務では「毎回クリックするのが面倒なので、確認メッセージを止めてほしい」や「間違って[Deny(拒否)]をクリックしてしまい、一部の操作ができなくなった」といった質問がよく来ます。

ここでは、確認メッセージが出力された場合の対応方法や、SAP GUIのセキュリティ設定を変更することで、確認メッセージを制御する手順を紹介します。

手順:[Allow(許可)/Deny(拒否)]をクリックする

 確認メッセージに[Allow(許可)][Deny(拒否)]と出ていますので、[Allow(許可)]をクリックすることで操作を継続することが可能です。当然[Deny(拒否)]をクリックすると、操作は進みません。

また、その際に「Remember My Decision」にチェックを入れることで、設定を記憶し、次回以降同じ確認をしてこなくなります。

セキュリティの観点から言えば、予期しない動きを回避するためにも毎回確認して選択すべきですが、どうしても手間になってしまいます。設定の記録は無論有効ですが、SAPには数多くの機能があるため、結局は何度もクリックすることになります。

手順:セキュリティ設定を無効化する

 SAP GUIのセキュリティ設定を無効化することで、確認メッセージが出力されないようにすることができます。
まず、「SAP Logon」の左上のアイコンをクリックし、表示される一覧から「Options…」をクリックします。

 続いて、「Security」の「Security Configuration」をクリックし、「Security」画面を開きます。
確認のメッセージが表示されるのであれば「Status」が「Disabled」以外になっているはずです。

 「Status」を「Disabled」に設定することで、セキュリティチェックを無効化し、確認メッセージが出力されなくなります。
但し、予期しない動きを回避するためのチェックを無効化しているため、セキュリティレベルを下げている点には注意が必要です。

以上

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