概要
SAPシステムの運用保守業務では、現在の設定値を確認する際など、テーブルやビューのデータを直接参照することがよくあります。
直接参照するにはテーブルやビューの名称やデータ仕様を理解しておかなくてはなりませんが、使いこなせれば必要なデータを一括で確認できるようになるため、作業効率が飛躍的にアップします。
ここでは、BASIS担当者がよく参照するテーブル・ビューを、具体的な用途と共に解説します。
ユーザ管理系テーブル・ビュー
ID | 名称 | 主な用途 |
USR01 | ユーザマスタレコード | ユーザの日付・時間書式等の設定を確認したい |
USR02 | ログオンデータ | ログオン中クライアントでのユーザ一覧を確認したい |
USR05 | ユーザマスタパラメータID | ユーザに設定済みのユーザパラメータを確認したい |
USER_ADDR | アドレスデータ別ユーザ | ユーザの姓・名を確認したい |
権限系テーブル・ビュー
ID | 名称 | 主な用途 |
AGR_DEFINE | ロール定義 | ログオン中クライアントでのロール一覧を確認したい |
AGR_AGRS | 集合ロール内のロール | 集合ロールと単一ロールの親子関係を確認したい |
AGR_USERS | ユーザへのロール割当 | ユーザに付与されているロールを確認したい |
UST04 | ユーザマスタ | ユーザに設定済みのプロファイルを確認したい |
AGR_1251 | 活動グループの権限データ | ロールの中身を詳しく確認したい |
TACTZ | 権限オブジェクトごとの有効アクティビティ | オブジェクトのアクティビティを確認したい |
TACTT | 保護可能なアクティビティ | アクティビティのテキストを確認したい |
移送系テーブル・ビュー
ID | 名称 | 主な用途 |
E070 | 依頼/タスクのヘッダ | 移送依頼の概要(タイプや依存/非依存等)を確認したい |
E071 | 依頼/タスクのオブジェクトエントリ | 移送依頼に含まれるオブジェクトを確認したい |
E071K | 依頼/タスクのキーエントリ | 移送依頼に含まれるオブジェクトのキー情報を確認したい |
E07T | 依頼/タスクのテキスト | 移送依頼のテキストを確認したい |
E070C | 依頼/タスクのソース/対象クライアント | 移送依頼のソースクライアントを確認したい |
CCCFLOW | クライアントコピー制御フロー | クライアントコピーのログを確認したい |
TPALOG | ALOGファイル用DBバッファ | 移送インポート履歴(全ステップ)を確認したい |
以上
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